避妊について
女性にとって望まない妊娠を避ける事は大切な事です。
コンドームや膣外射精による避妊は男性まかせで、かつ不確かです。
100%の避妊法はありませんが、できる限り避妊効果が高く、安全な方法を選びましょう。
避妊法の選択はご本人の希望をもとに、年齢、出産経験の有無、今後の家族計画や喫煙の有無などにより、行います。
ピル、リングとも保険診療の適応外となります。
価格は自費診療価格ページをご参照下さい。
避妊法のご案内
低用量ピル
エストロゲンと黄体ホルモンの合剤で、毎日1錠服用する事により排卵を抑制し避妊効果をもたらします。月経は定期的に発来し、人によっては月経血量が減ったり、月経痛が軽くなるといった効用もあります。
ただしヘビースモーカーの方にはおすすめできません。
避妊用リング
子宮膣内に小器具を挿入し、着床を妨げることにより避妊できます。
- FD-1
- 当クリニックでは合成樹脂製のFD-1というリングを使用しています。
ふつう月経終了直後に挿入しますが、痛みはほとんどありませんのでご心配はいりません。リングは2年ごとに入れ換えます。 - ミレーナ
- ミレーナ52㎎は、黄体ホルモンを子宮の中に持続的に放出する子宮内システムです。形状やサイズは従来の子宮内避妊用具とほとんど変わりませんが、内在された黄体ホルモン(レボノルゲストレル)が少しずつ放出されるようになっており、5年間有効です。
緊急避妊(モーニングアフターピル)
性行為後72時間以内にモーニングアフターピル(緊急避妊薬)を服用することで妊娠率を抑える事ができます。
当院では緊急避妊薬レボノルゲストレル錠を服用していただきます。
- 性交後72時間(3日)以内にご来院ください。
- 行為から服用までの時間が短ければ短いほど避妊の確率は高くなります。
- 受診時に医師の前で服用していただきます。